2017年版:Chromebookのおすすめはこれ!

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ChromeBookはこんなマシン

まずChromebookに関して要点を簡単におさらいします。一般的なノートPCの形態をとっていますが、特徴的なのは以下の点です。

Google Chrome OSで動作

ChromebookはWindowsやmacOSではなく、Googleの開発したChrome OSで動作します。同社の開発したOSで既に広く普及しているandroidがスマートフォン等小型端末向けのOSに対し、Chrome OSはノートPC以上のより大きな端末向けに設計されています。

またOSの構造上、Chromeブラウザに大半の機能を集中させており、起動時間がWindowsなど他のOSに比べ早くなる傾向が有ります。大抵のChromebookは起動時間10秒以下が謳い文句です。すぐに作業を始めたい方には最適ですね。動作が軽い分、メモリ容量が2GBの製品が多かったのですが、徐々に4GBに移行してきています。

クラウドストレージは復旧も早い

chromebookが一般的なノートPCと異なるのはオンラインのクラウドストレージを積極的に使用することです。これまでPC内に保管していたデータを積極的にオンラインストレージに保管するので、仮にchromebookが壊れた場合でも復旧が容易というのが大きな特徴です。不意のHDDの故障で大事なデータを失ったことの有る人ほど有難味を感じる特徴ですね。同様の理由で端末の紛失にも強いです。内蔵ストレージには作業中のファイルを保存し、消えると困る重要なファイルはより安全なクラウドストレージに保管しようという発想です。クラウドストレージはGoogleから100GBを2年間無料で提供されます。実際の所、自身のHDDやSSDが故障してデータが紛失する確率より、オンラインストレージに障害が発生してデータを紛失する確率の方が低いです。

そういう基本思想の為、本体のストレージ容量は16Gから32Gが主流で2017年ようやく64Gが登場した、という感じです。大容量化していくPC業界の流れとは一線を画す存在です。

セキュリティが堅牢

PCの使用歴が長い人ほど、セキュリティソフトの変遷を経験したことかと思いますが、chromebookは最初からセキュリティソフトが組み込まれているのでユーザー側でセキュリティを気にする必要が有りません。不正なプログラムをチェックするサンドボックスにも対応しており、初期状態からセキュリティに優れています。

オンライン環境に依存する

上に書いた様にChromebookはデータをオンライン上に保存することでデータへのアクセスをしやすくしています。つまりオンラインにつなげる端末が有ればどこからでも主要データにアクセスできるわけです。反面、オンラインに接続できない環境では十分に手持ちのデータにアクセスできないという欠点を抱えています。これは別にChromebookに限った話ではなくモバイル端末は少なからずそういうものなのですが…。

 

対策としてはモバイルルーターの携帯、あるいはスマホのテザリング機能でオンラインに繋げることです。

一応、オフラインGmailなど一部機能はオンライン環境のない緊急用に用意されています。なのでオンラインに繋げないとただの箱と化すわけではありません。

 

Windows機との違いを知っておくことが重要

大前提として、Chrome OS上ではWindows向けのソフトがインストールできません。Word、Excelファイルなどの編集機能は有りますが、ソフトそのものはインストールできません。代替手段としてGoogleドキュメントなどアプリケーションを使用してそれらの機能を補います。

またandroid端末と同様にGoogleアカウントが非常に重要です。Chromebookを買ってアカウントを作らない人も少数派かと思いますが、Chromeブラウザのデータは他の端末とも共有出来るので自宅では別のPCを使うときも便利です。

ASUS

ASUSのChromebook Flipは液晶を回転させることでタブレット端末としても使えるユニークな製品です。重量も890gで、10インチサイズのタブレットとしては及第点です。国内仕様はCPUがRockchip Quad-Core RK3288C(1.8GHz 4コア)、メモリがDDR3の2GBにストレージ容量16GBとなっています。ですが最初に説明したとおりChromebookはマシンスペックへの依存度が低いのでこのスペックでも問題無く動作します。

 

C101PAは上のC100PAのアップグレード版で国内では2017年秋に発売したばかりのモデルです。CPU、グラフィック性能、内蔵メモリーがそれぞれパワーアップしており、価格はそのままにより高性能化したモデルになります。特にグラフィック性能は外部ディスプレイに3,840×2,160ドットの高解像度出力が可能になりました。USBボートも3.1のType-Cが2つと、2.0が一つの3ポートに増えています。

次に発売されたばかりのC213NA。11.6インチ液晶を搭載したChromebookとしては小型のモデルですが防滴構造になっており、水をかぶっても壊れない他、アメリカのMIL規格に準じた耐久性を持っており、落下にも強い構造です。モバイル用途にChromebookを使いたい方には心強い製品ですね。

こちらは12.5インチ液晶のC302CA。名前にFlipが付く様に、液晶を回転させてタブレット風に使用することも出来ます。CPUはインテルのCore m3、4GBのメモリ、64GBのストレージとChromebookとしてはフルスペックに近く、さくさく動くマシンが欲しい方におすすめです。

Acer

AcerのChromebook R11も2in1タイプで液晶が可動式になっています。ASUSに比べ、こちらは11.6型のより大きいIPS液晶を搭載しているのが特徴です。その分1.25kgと数段重たくなっています。メモリはDDR3の4GB、ストレージも32GBあり、Chromebookとしては比較的余裕の有るスペックに設計されています。

外観もアルミパネルを使用することで金属の硬質感が適度に高級感を演出します。

HP